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虐待「保育ママ」に賠償命令、乳児が全治3か月のけが
読売新聞 東京都世田谷区が認定した家庭福祉員(保育ママ)に預けられた乳児が虐待された事件で、乳児の両親らが、同区と保育ママの女性(44)などに損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。 河野清孝裁判長は、保育ママの虐待を認定した上で、同区についても「虐待を放置した」と述べ、同区と保育ママに計約737万円の賠償を命じた。 同区は控訴する方針。 同区の保育ママは、研修を受けた女性らが区の認定を受け、低年齢児(0〜2歳)を自宅で保育する制度。判決によると、問題の保育ママは2005年6月と7月、預かっていた乳児(当時生後5か月)が泣きやまないことに立腹、ベビーカーに乗せて強く揺さぶり、硬膜下血腫(けっしゅ)など全治3か月の重傷を負わせた。この保育ママは傷害罪に問われ、実刑判決が確定している。 判決は、事件の2年前にも同じ保育ママが、別の乳児にも虐待をした疑いがあったことを指摘した上で、「区が調査していれば、今回の事件が起きることはなかった」などと述べた。 (2007年11月27日23時47分 読売新聞) 保育ママ:虐待で世田谷区などに賠償命令 東京地裁
毎日新聞 東京都世田谷区の保育ママ(家庭福祉員)事業を巡り、当時5カ月だった長女(2)が保育ママの女性(44)に虐待され重傷を負ったとして、40代の医師夫妻が約1588万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は27日、女性と区に約738万円の支払いを命じた。河野清孝裁判長は「女性が過去に虐待をしていた疑いがあり、区が適切に調査していれば虐待は防げた」と違法性を認めた。 事業は保育士や研修を受けた人が区から保育ママの認定を受け、乳幼児を自宅に預かって保育する制度。 判決によると女性は05年6~7月に2回、夫妻の長女をベビーカーに乗せたまま強く揺さぶり、硬膜下血腫や眼底出血の重傷を負わせた。長女は視力が低下し、障害が残る可能性が高いという。 女性は傷害罪に問われ、懲役2年6月の実刑が確定。区の責任が大きな争点だった。判決は、03年にも女性が保育していた乳児の顔にあざができる事故があったことを挙げ、区が適切に調査し対応すれば虐待が早期に発見され、保育ママ認定が取り消されていた可能性が高いと結論付けた。 夫は「区の謝罪がないのはおかしい」と話しているという。【北村和巳】 世田谷区の話 大変残念。控訴して区の考えを主張していきたい。 毎日新聞 2007年11月27日 20時39分 「保育ママ」訴訟 世田谷区の虐待放置 女に損害賠償判決 東京地裁
産経新聞 自治体の認定を受け、自宅で乳幼児を預かる「保育ママ」制度をめぐり、東京都世田谷区に認定されていた女(44)に生後5カ月の長女を虐待され重傷を負わされたとして、両親らが女や都、区に計約1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。河野清孝裁判長は、女と区に計約740万円の支払いを命じた。都への請求は退けた。 女は傷害罪で実刑判決を受けて確定している。女は虐待したことは争っておらず、女を保育ママと認定していた区に賠償責任があるかが主な争点だった。 河野裁判長は、長女が重傷を負わされる前、女が別の乳児にも虐待をした疑いがあったにもかかわらず、区は何の調査もしなかったことを指摘。「区が適切な対応をしていれば、長女への虐待を防止できた」と述べ、区の過失を認めた。 都に対しては「保育ママ制度は区の事務で、都には監督権限はない」として、責任を認めなかった。 判決によると、夫婦は平成17年5月、長女の保育について女と契約。同年7月、女は長女が泣き止まないことに腹を立て、数十回にわたり揺さぶり、硬膜下血腫などの重傷を負わせた。長女には視力が低下するなどの障害が残った。 世田谷区の話「控訴して区の考えを主張していきたい」 |
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