長女連れ去り事件の弁護士、初公判で起訴事実認める…福岡地裁
2005年12月22日
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_05122225.htm
長女連れ去り事件の弁護士、初公判で起訴事実認める…福岡地裁
第一東京弁護士会所属の弁護士・渡辺正則被告(47)(横浜市南区)が親権を失った長女(9)を連れ去った事件で、未成年者略取罪に問われた渡辺被告ら4人の初公判が22日、福岡地裁(谷敏行裁判長)であった。捜査段階で否認していた渡辺被告は起訴事実を認めた。
共犯の父、春海(73)(名古屋市千種区)、探偵事務所経営高原慶太(39)(福岡市南区)、同従業員二瀬幸一(47)(福岡県宇美町)の3被告も認めた。
検察側は冒頭陳述で、渡辺被告が、連れ去った車内で抵抗する長女を脅したり殴ったりしたと指摘した。
渡辺被告は被告人質問で「弁護士資格を失うのが嫌で否認した」と供述。「法律家として、犯罪になる行為かどうか詳しく検討すべきだった。娘を自分のもとで育てたいとの思いしかなかった」と述べた。元妻との間で起こしていた親権を巡る訴訟もすべて取り下げたことも明らかにした。
起訴状によると、渡辺被告ら4人は共謀し、10月4日午前7時20分ごろ、福岡市南区の西鉄高宮駅で、登校中の長女をレンタカーで名古屋市まで連れ去った。
渡辺被告は1989年に司法試験に合格。神戸地裁、福岡地・家裁の判事補も務めた。