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秋田娘殺害:「子育てに悩む」…畠山容疑者が動機を供述毎日新聞 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、無職、畠山鈴香容疑者(33)が県警能代署捜査本部の調べに対し、「子育てに悩んでいた」と長女彩香ちゃん(9)殺害 の動機を供述していることが分かった。2軒隣に住んでいた米山豪憲君(7)殺害については「相手にしてくれない世間が憎らしかった」という内容の供述をし ている。捜査本部は、いずれの事件も自己中心的な思いから漠然と殺意を抱く中で、衝動的に殺害を重ねたとみて追及。1日夜、畠山容疑者を立ち会わせ殺害現 場の大沢橋などを実況見分した。 調べでは、畠山容疑者は殺害の直接的な動機について「魚を見せようとしたが暗くて見えず、帰ろうとしたらだだをこねたのでイライラして突 き落とした」と供述していた。しかし「東京に行きたかった」とも供述しており、現在の生活に不満を感じ、その原因を彩香ちゃんと考え、疎ましく感じていた とみられる。 畠山容疑者は彩香ちゃんが死亡した当初は、周囲から遺族として扱われたが、間もなく警察や周辺住民からあまり相手にされなくなった。豪憲 君殺害については「生きている他の子にしっとのような気持ちが交じっていた」と供述。「1カ月前まで一緒にいたのに、みんなもう彩香を忘れてしまったと思 うと悔しかった」とも話していた。【百武信幸】 毎日新聞 2006年8月2日 3時00分 畠山容疑者 子煩悩と邪険、相反する二つの顔朝日新聞 秋田県藤里町の米山豪憲君(当時7)に続き、長女の彩香さん(同9)まで殺害した疑いがもたれている畠山鈴香容疑 者(33)。母娘を知 る人たちには、娘を可愛がっているように見えることもあれば、邪険に扱っているように見えることもあった。母親としての相反する二つの顔があった。 ■運動会 5月14日。藤里小であった運動会に、畠山容疑者の姿があった。豪憲君も参加していた。歓声が響く中、畠山容疑者は来賓席で涙ぐんでい た。テーブルの上で彩香さんの写真を立てていた。 保護者らは奇異に感じた。それまで畠山容疑者と彩香さんの親子で、学校行事に参加する姿を見たことがなかったからだ。 ■子ども嫌い? 畠山容疑者は95年に結婚。翌年に彩香さんが生まれたが、すぐに離婚した。その後は職を転々としながら、彩香さんと2人で暮らした。 「彩香が寝返りをうって自分に触れるのが嫌。肩とかに触れたら、ベッドの端に追いやる」。彩香さんが幼い頃、高校時代の同級生は畠山容 疑者からこんな話を聞いて耳を疑った。 夜、コンビニで一人きりで買い物をする畠山容疑者にも出会った。「彩香は寝かせてるから」。そう言って長い間立ち話をしていたという。 ■汚れた自宅 散乱するカップめんやコンビニ弁当の容器で足の踏み場もなかった――畠山容疑者の自宅を訪ねた知人たちは一様にこう語る。 小学校では、おなかをすかした彩香さんが倒れ、保健室に運ばれたこともあったという。泥のついた服を数日着ていたり、髪がよごれていた りした彩香さんを複数の住民が目撃していた。 ■自慢の娘? 「これ、七五三で写したんだよ」。約4年間勤務したパチンコ店の元同僚は、畠山容疑者から一枚の写真を見せられた。化粧をしてピンクの ドレスを着た彩香さんが写っていた。自慢げに見せる畠山容疑者が印象的だったという。 近所の書店では、彩香さんのために児童向けの科学雑誌を買っていた。月に一度まとめて取りに来ていた。 ■タマゴを5皿 彩香さんの初七日を控えたある日。畠山容疑者は、自宅近くのすし屋に姿を見せた。喪服姿だった。持ち帰りで注文したのは「タマゴ」5 皿。「(彩香さんの好物を)初七日だから、いっぱい食べさせてあげようと思った」と話した。 5月初め、行きつけの美容院では「何十分、川に入っただけでも冷たいのに彩香は22時間も入っていて痛かっただろうね」と語ったとい う。店員が「髪を切ったら」と勧めると、「まだ切りたくない。彩香が私の髪を触るのが好きだったから」と語ったという。 また、豪憲君の死体遺棄容疑での逮捕後、畠山容疑者は彩香さんの遺影を家族から取り寄せ、取り調べの合間に手を合わせていたという。
秋田男児殺害:畠山被告を再逮捕 彩香ちゃん殺人容疑で毎日新聞 秋田県藤里町立藤里小4年、畠山彩香ちゃん(9)が水死した事件で、県警能代署捜査本部は18日午後、母親の無職、畠山鈴香被告 (33)を殺人容疑で再逮捕した。畠山容疑者は、2軒隣に住む同小1年、米山豪憲君(7)を絞殺し遺体を遺棄したとして、殺人、死体遺棄罪で起訴されてい る。捜査本部は、豪憲君殺害の動機には彩香ちゃんの死が深くかかわっているとみて全容解明を進める。 調べでは、畠山容疑者は4月9日午後6時45分ごろ、自宅から約3キロ離れた藤琴川にかかる大沢橋の欄干(高さ約1メートル15セン チ)の上から彩香ちゃんを約8メートル下の川に突き落とし、殺害した疑い。遺体は翌10日午後、大沢橋から約4キロ下流の浅瀬で水死体で見つかった。頭に は軽度の骨折があり、体には多数の皮下出血があった。 調べに対し、畠山容疑者は自宅で彩香ちゃんと2人でサクラマスの描かれた漫画を見ていて、彩香ちゃんに「サクラマスを見に行きたい」と せがまれ、軽乗用車で大沢橋に連れていったという。畠山容疑者は当初「彩香は欄干の上で川を見ていて足を滑らせ転落した」と話していたが、その後「彩香を 橋の上から突き落とした」と供述、容疑を認めている。 動機については「彩香に対して愛情はなかった。疎ましく思った」という内容の供述をしており、「東京に行きたかった」とも話していると いう。食事をほとんど作らず、汚れた服を着せていたなど、彩香ちゃんの世話をあまりしていなかったという証言もあり、捜査本部は日ごろから彩香ちゃんを虐 待していた可能性もあるとみて調べる。 畠山容疑者は5月17日午後3時半ごろ、下校途中の豪憲君を自宅玄関に呼び入れ、後ろから腰ひも(長さ約2メートル、幅約3センチ)で 首を絞めて窒息死させ、遺体を軽乗用車の荷台に乗せて、同4時5分ごろ、約10キロ離れた能代市の米代川近くの草むらに遺棄したとして、殺人、死体遺棄罪 で起訴されている。 能代署は彩香ちゃんの遺体が見つかった当初、自宅近くの河原で足を滑らせて事故死したとの見方を強めていた。事件とみて捜査を徹底して いれば豪憲君殺害事件は起きなかった可能性もあり、県警の初動捜査のミスが指摘されている。【百武信幸】 毎日新聞 2006年7月18日 11時10分 (最終更新時間 7月18日 13時27分)
<秋田男児殺害>畠山被告を再逮捕 彩香ちゃん殺人容疑で毎日新聞 秋田県藤里町立藤里小4年、畠山彩香ちゃん(9)が水死した事件で、県警能代署捜査本部は18日、母親の無職、畠 山鈴香被告(33)を 殺人容疑で再逮捕した。容疑を認め、「橋から魚を見せようとしたが暗くて見えず、帰ろうとしたら彩香がだだをこねたのでイライラして突き落とした」と動機 を供述している。畠山容疑者は、2軒隣に住む同小1年、米山豪憲君(7)を絞殺し遺体を遺棄したとして殺人、死体遺棄罪で起訴されている。捜査本部は、豪 憲君殺害の動機には彩香ちゃんの死が深くかかわっているとみて、連続児童殺害事件の全容解明を進める。 調べでは、畠山容疑者は4月9日午後6時45分ごろ、自宅から約3キロ離れた藤琴川にかかる大沢橋の待避所にある欄干(高さ約1メート ル15センチ)の上から、彩香ちゃんを約8メートル下の川に突き落とし、殺害した疑い。遺体は翌10日午後、大沢橋から約4キロ下流の浅瀬で水死体で見つ かった。頭には軽度の骨折があり、体には多数の皮下出血があった。 畠山容疑者は9日夕、自宅で彩香ちゃんと2人でサクラマスの描かれた漫画を見ていて、彩香ちゃんに「サクラマスを見に行きたい」とせが まれ、軽乗用車で大沢橋に連れていった。畠山容疑者は当初、「彩香は欄干の上で川を見ていて足を滑らせて転落した」と話していたが、その後「彩香を橋の上 から突き落とした」と供述。容疑を大筋で認めているが、突き落とした状況は「はっきり記憶がない」という。 動機については「以前からストレスやイライラが募って いた」とも話している。「彩香に対して愛情はなく、疎ましく思った」「東京に行き たかった」という内容の供述もしているという。食事をほとんど作らず、汚れた服を着せていたなど、彩香ちゃんの世話をあまりしていなかったという証言もあ り、捜査本部は日ごろから彩香ちゃんを虐待していた可能性もあるとみて調べる。 能代署は彩香ちゃんの遺体が見つかった当初、自宅近くの河原で足を滑らせて事故死したとの見方を強めていた。事件とみて捜査を徹底して いれば豪憲君殺害事件は起きなかった可能性もあり、県警の初動捜査のミスが指摘されている。県警の岸野篤司刑事部長は18日の記者会見で「事故と断定はせ ず、事件・事故の両面で捜査していた。事件性を判断できる情報がもう少し早く入ってきていればという思いはある」と述べた。【津村豊和】 (毎日新聞) - 7月18日23時54分更新 秋田男児殺害:彩香ちゃんの遺体に多数の皮下出血毎日新聞
秋田県藤里町立藤里小4年、畠山彩香ちゃん(9)が水死した事件で、「橋の上から突き落とした」と殺害を認める供述をしている母親の無 職、畠山鈴香容疑者(33)=別の殺人容疑で再逮捕=が、県警能代署捜査本部の調べに「彩香に対して愛情はなかった」「疎ましく思った」という内容の供述 をしていることが分かった。また、彩香ちゃんの遺体に多数の皮下出血があることも分かった。秋田地検は17日、同小1年、米山豪憲君(7)を絞殺したとし て殺人罪で追起訴する。捜査本部は近く彩香ちゃんを水死させたとして殺人容疑で再逮捕し、詳しい動機などを追及する。 調べでは、畠山容疑者は4月9日夕方から夜にかけて、自宅から約3キロ離れた大沢橋の欄干(高さ約1.15メートル)の上から、彩香 ちゃんを約8メートル下の川に突き落とし、殺害した疑いが持たれている。遺体は翌10日午後、同橋から約4キロ下流の浅瀬で水死体で見つかった。 畠山容疑者は今月初め、「彩香は橋の欄干から足を滑らせて転落した」と供述し、さらに数日前に突き落としたことを認めた。動機について は「疎ましかった」などと供述しているが、きっかけとなる具体的な出来事はなく、日々の生活の不満が重なったという内容の供述をしているという。 一方遺体の傷は、頭に軽度の骨折がある以外に、多数の皮下出血があることが分かった。滑らかな面に衝突した際にできる出血とみられる。 川に流された体が石などに当たってできたとも考えられるが、突き落とされた際にできた可能性もあるため、捜査本部は慎重に鑑定作業を進めている。【百武信 幸】 毎日新聞 2006年7月17日 3時00分
秋田・藤里町の女児死亡:畠山容疑者・娘突き落とし供述 「愛情はなかった」朝日新聞 ◇食事なし、汚れた服 近所「母親失格」の声 「ショックが大きくて、流したい涙も出ないほど苦しい」。一人娘の彩香ちゃん(9)を失った悲しみをそう語った畠山鈴香容疑者 (33)。ところが彩 香ちゃん殺害を認める供述を始め、“悲劇の母”は一転して連続殺人事件に関与した疑いが強くなった。なぜ橋から 川に娘を突き落と したのか。畠山容疑者は彩香ちゃんに対し「愛情はなかった」「疎ましく思った」という内容の供述をした。「母親失格だった」という近所の住民の声もある。 秋田県警能代署捜査本部は、畠山容疑者と彩香ちゃんの母娘関係の解明を進めている。【馬場直子】 藤里町立藤里小では、「ハッタ」のあだ名で呼ばれていた彩香ちゃん。「4年生になったらトランペットをやりたい」と楽しみにしていた が、始業式の3 日後に水死体で見つかった。小学校でいじめられることもあったが、畠山容疑者は逮捕前、「そんな時も『何もなかったよ』と、私に心配かけないように隠して いた」と話した。 しかし、「可愛がっていなかった」と複数の人が証言する。ある知人は「自分は派手な格好をしているのに、彩香ちゃんには汚れた服を着せ ていた」と話す。「カップめんを持って外にいたので、ご飯を食べさせてあげた」などと住民らは一様にまゆをひそめる。 「彩香ちゃんが手を差し出すと、払いのける感じだった」と話す元同僚も。離婚したころ「夫が引き取ってくれたらいいのに」とも言ってい たという。朝 食を作らず、彩香ちゃんが学校で倒れたこともあった。知人は「学校から『彩香ちゃんへの嫌がらせよりも、母娘関係の方が心配』と言われた」という。 一方で逮捕前、毎日新聞のインタビューなどでは、「私は母1人、娘1人。できるだけいろいろなところに連れて行った。どこに行くのも一 緒だった」と 強調していた畠山容疑者。「彩香が座っていた椅子に座って元気だったころの彩香を思い出している」と語る表情は、愛情に満ちているように映った。 畠山容疑者は4月9日夜、「午後4時ごろに『(人形を)見せに行って来る』と出掛けたまま戻らない」と同署に捜索願を出した。「知りま せんか?」と 大書した手作りのビラを付近に配り、情報提供を求めた。しかし今月になって、「橋から足を滑らせて落ちた」と供述。さらに「橋から突き落とした」と供述を 変遷させた。 捜査本部は、畠山容疑者が米山豪憲君殺害事件の取り調べでも何度も供述を翻したことから、今回の供述についても慎重に裏付けを進めてい る。 ============== ◆畠山彩香ちゃん水死と米山豪憲君殺害事件の経緯◆ 4月 9日夜 畠山鈴香容疑者が能代署に彩香ちゃんの捜索願届け出。「午後4時ごろ、『(人形を)見せに行ってくる』と出掛けたまま 戻らない」と説明 10日午後 能代市内の藤琴川で彩香ちゃんの遺体を発見 中旬 畠山容疑者が情報収集のためのビラを作り配布 5月14日午前 畠山容疑者が彩香ちゃんの遺影を手に藤里小運動会に参加 17日午後 米山豪憲君が行方不明に 18日午後 能代市内の米代川沿いの草むらで豪憲君の遺体を発見 27日午後 彩香ちゃんの四十九日法要 6月 4日午後 県警、畠山容疑者を豪憲君の死体遺棄容疑で逮捕 25日午後 地検、畠山容疑者を死体遺棄罪で起訴。県警、殺人容疑で再逮捕 7月上旬 「彩香は橋の欄干から足を滑らせて落下した」と供述 10日朝 県警、彩香ちゃん水死で大沢橋から人形を流し実況見分 中旬 「彩香を橋の上から突き落とした」と供述 毎日新聞 2006年7月17日 東京朝刊 週刊文春2006年6月22日号 鈴香容疑者の嘘 秋田小1殺害全真相ドキュメント 「警察は、彼女の携帯電話に登録されている番号を一件一件、調べているみたいで、いきなり電話がかかってきてびっくりしました。聞かれ たのは主に『折檻をしているのを見なかったか』など、鈴香の彩香ちゃんに対する接し方です。」 「団地の住民は警察から、『折檻をする声が隣から聞こえてこなかったか』と聞かれたそうです。虐待を示すようなアザらしき痕が彩香ちゃんの体にあったそう なんですよ」 「彩香ちゃんの遺体が発見された藤琴川の現場近くの橋の上で、母と娘の姿を見かけた」 「彩香ちゃんの件を事故死にしたのは、マスコミに騒がれないようにして、関係者の動きを見るためだった」 元夫独占イン タビュー「彩香を渡さなければよかった…」 「離婚してからも彩香のことは一日も忘れたことはあ り ません。彩香を引き取ることには再婚相手も納得してくれていました。再婚相手との間にできた子供を間違って『彩香』って呼んだこともあったくらいです。で すが、親権を取り戻すことも難しく、収入も途絶えたため結局、断念せざるをえませんでした。」 「彼女は私が一度テレビで話したことに対して、『今まで一度も顔を見せないで、(彩香の)葬式にも来なかったくせに父親面して!』ってすごい剣幕で実家の 母親に電話してきたんです。それ以降、私はマスコミに話をすることをやめました。鈴香の逮捕については、残念ながら、『やっぱり』という気持ちです。豪憲 くんが殺害された約三日後、警察が私のところに鈴香の性格や職歴などを聞きに来たんです。今思うと、警察は最初から鈴香のことを疑っていたんだと思いま す」 |
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