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児童虐待:検挙、最多297件 死者1.5倍の59人−−警察庁・昨年まとめ
毎日新聞
同庁によると、児童虐待の被害児童316人のうち暴行など身体的虐待を受けた児童が215人▽わいせつ行為など性的虐待が77人▽ネグレクト(育児放棄)が24人。昨年10月には京都府長岡京市で3歳の男児が両親から食事を与えられずに餓死するなど、ネグレクトの被害児童は前年の11人から2倍以上に増えた。 死亡した被害児童59人の事件の状況別では、秋田県で昨年4月、畠山鈴香被告(34)が長女(9)を川に突き落として殺害▽同県で10月、4歳の男児が母親の進藤美香被告(31)と交際中の男(43)に殺害されるなど、殺人が最も多く36人。続いて、▽傷害致死15人▽保護責任者遺棄致死6人▽重過失致死2人。 一方、児童買春事件の検挙件数は1613件(同2・2%増)、検挙人数は1140人(同11・3%増)。児童ポルノ事件の検挙件数は616件(同31・1%増)、検挙人数は350人(同12・2%増)になり、いずれも00年以降で最悪。児童買春の被害児童は1335人(同11・2%減)、児童ポルノの被害者は269人(同9・3%増)だった。【遠山和彦】 毎日新聞 2007年2月15日 東京夕刊 児童虐待といじめ 警察庁、昨年のまとめ
産経新聞 ≪児童虐待≫ ■過去最悪297件、死亡59人 昨年1年間に起きた児童虐待事件は対前年比33・8%増の297件、被害児童数は同38・0%増の316人で、いずれも統計を始めた平成11年以降、最悪となったことが15日、警察庁のまとめで分かった。このうち虐待死事件は53件あり、被害児童は59人と前年に比べ大幅に増加した。 警察庁は、「事件数増加の背景には、児童虐待に対する社会的な関心の高まりで、近隣者が関係機関に通報するなどして顕在化するケースが増えたことがある」とみている。 297件の虐待のうち67%が「身体的虐待」。「性的虐待」は25・3%で、子供の保護や養育義務を放棄する「怠慢または拒否」も8%を占めた。 警察が適用した罪種は、傷害が133件で44・8%。殺人は48件で16・2%と昨年の24件から倍増した。全体の8・8%(26件)を占めた強制わいせつも、昨年の7件から大幅に増加した。 警察庁は今後も児童相談所や都道府県の福祉部局など関係機関との情報交換を緊密化する方針。 ◇ ≪いじめ≫ ■検挙・補導、41.2%増の233件 昨年1年間に全国の警察が検挙・補導したいじめに絡む事件は、前年比41・2%増の233件で、4年連続で増加したことが15日、警察庁のまとめで分かった。検挙・補導者数も41・1%増の460人に上り、このうち中学生が76・5%を占めた。原因や動機は「(被害者の)力が弱い・無抵抗」が46・3%と突出していた。 233件の事件のうち、いじめる側による傷害や強要などが223件、いじめられた仕返しが10件だった。 検挙・補導者は、小学生は対前年比5人減の18人だったが、中学生が112人増の352人、高校生は27人増の90人で、中学生による事件の急増が目立った。 原因や動機は「力が弱い・無抵抗」が最多で、次いで「いい子ぶる・なまいき」(15・0%)、「態度動作が鈍い」(7・8%)、「よくうそをつく」(6・3%)などが続いた。 いじめの被害者210人から相談相手を複数回答で尋ねたところ、「保護者」が120件で57・1%、次いで「教師」が76件で36・2%、「警察などの相談機関」は65件で31・0%だった。 「保護者」や「教師」に相談した被害者が過去10年間横ばいだったのに対し、「警察など」に相談した割合が急増しており、いじめの解決の糸口を警察などに求める傾向が強くなっている。 最終更新:2月15日16時43分 |
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