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下関の女子中生自殺:情報開示 防止怠る教諭「猶予」、具体的な内容は黒塗り /山口
毎日新聞 下関市立川中中で05年に自殺した3年生の安部直美さん(当時15歳)の遺族に山口地方法務局が18日に開示した人権侵犯事件の記録で、関係者延べ11人から聴取し、教諭1人もいじめ防止義務を怠っていたと認定しながら「措置猶予」にしていたことが分かった。しかし、具体的ないじめの内容は黒塗りだった。 行政機関個人情報保護法に基づき開示されたのは、調査を始めた理由を記した「特別事件開始報告書」▽措置や認定事実を記した「調査結果報告書」▽聴取報告書−−など。文書によると、自殺の約2カ月後の05年6月、調査を始め、延べ11人から事情を聴いた。「教諭がいじめを知りながら放置していたのは人権侵害にあたる」と認定し、06年4月27日付で校長と市教育委員長に再発防止を「要請」した。 開示後の会見で、母としえさん(43)は「市教委がきちんと対応してくれていたら、法務局に請求までしなかったと思う」と打ち明けた。父慶光さんは「娘に何があったか知りたいという気持ちは変わらない。市教委は情報を出し、いじめと自殺の因果関係を認めてほしい」と改めて訴えた。【福島祥】 ============== ■今日のことば ◇行政機関個人情報保護法 国の行政機関保有の個人情報を対象に目的外の利用禁止や開示請求の手続きなどを定める。主に民間対象の個人情報保護法の05年施行に伴い全面改正された。88年の制定時はデータ化された個人情報が対象だったが文書にも拡大された。 〔山口版〕 毎日新聞 2007年7月19日 山口いじめ自殺:中3遺族に事件記録の一部開示 法務局
毎日新聞 山口県下関市立川中中で05年4月、3年生の安部直美さん(当時15歳)が自殺した問題で、山口地方法務局は18日、行政機関個人情報保護法に基づき、遺族に直美さんをいじめの被害者とする人権侵犯事件記録の一部を開示した。 同法は生存者本人の情報を開示対象としているが、父慶光(よしみつ)さん(50)が「自殺の真相を知りたい」と開示請求した。法務省によると本人以外の請求に応じるのは極めて異例。 開示されたのは、聴取報告書や結果報告書などA4判85ページ。結果報告書によると、いじめの再発防止措置として、教職員への指導を徹底することなどを校長と市教育委員長に「要請」し、いじめを防ぐ義務を怠った教諭1人を「措置猶予」としていた。関係者への聴取内容やいじめと認定した理由は黒塗りされていた。 直美さんは05年4月13日、川中中校舎内で首をつって自殺。その後、同法務局は関係者から事情を聴き、いじめがあったと認定した。【福島祥】 毎日新聞 2007年7月18日 18時09分 いじめ自殺情報開示 山口法務局、下関の遺族へ
西日本新聞 山口県下関市の市立川中中学校で2005年4月、3年生の安部直美さん=当時(15)=がいじめを苦に校舎内で首をつって自殺した問題で、山口地方法務局は18日、行政機関個人情報保護法に基づき直美さんに関する記録の開示を求めていた遺族に対し、調査で把握した情報の一部を開示した。 同法が定める開示対象は基本的には生存者の情報に限られるが、遺族の心情に配慮したとみられる。法務省によると、いじめ自殺の調査記録などが遺族に開示されるのは初めてという。 開示された記録について直美さんの母親は「黒塗りの部分が多いが、きちんと調査してくれたと感じた。市教委が誠意ある対応をしてくれればここまですることはなかった」と話した。 同法務局は、関係者からの調査でいじめの事実を確認し、人権侵害に当たると認定。学校側がいじめを認識しながら適切に対応せず、放置したことを重視し、昨年4月に同校と市教育委員会に再発防止や改善を促した。 学校側は自殺直後、いじめがあったことを否定したが、直美さんが担任教諭にいじめを告白していたことが判明、約1カ月後に遺族に謝罪した。 ◇ ◇ 今回の調査記録の開示について、昨年10月、いじめを苦に命を絶った福岡県筑前町の中学2年森啓祐君=当時(13)=の母美加さん(37)は18日、「遺族への情報開示の道が開けたのではないか。遺族は、子どもが亡くなった真相に少しでも近づきたいと思う。できれば(黒塗りではなく)すべてを明らかにしてほしい」と話した。 最終更新:7月18日17時8分 山口・下関のいじめ自殺、地方法務局が遺族に調査内容開示
読売新聞 山口県下関市立川中中学校で2005年4月、3年生の安部直美さん(当時15歳)が自殺した問題で、山口地方法務局は18日、行政機関個人情報保護法に基づいて、直美さんの個人情報開示を求めていた父慶光さん(50)に、人権侵犯事件の調査で把握した情報に関する文書を部分開示した。 慶光さんが同法務局を訪ね、文書のコピーを受け取った。 部分開示された文書は、A4判で約80枚。黒塗りも目立つが、他の生徒からの言葉の暴力の内容や、直美さんの母としえさん(43)から再三にわたって相談を受けながら、いじめを止めようとしなかった学校側の対応などの内容が記された特別事件開始報告書や、調査後の結果報告書が含まれている。 (2007年7月18日12時42分 読売新聞) 下関市の中3自殺、法務省が遺族に個人情報を部分開示へ
読売新聞 山口県下関市立川中中で2005年4月、3年生の安部直美さん(当時15歳)がいじめを苦に首つり自殺した問題で、法務省と山口地方法務局は11日、行政機関個人情報保護法に基づいて生徒の個人情報開示を求めていた父の慶光さん(50)に対し、人権侵犯事件の調査で把握した情報を部分開示することを決定し、通知した。 同法は本人による開示請求のみを対象とし、死者の情報開示について規定していないが、「遺族の心情に最大限配慮」(法務省)し、異例の開示を決めた。 同局は、直美さんの自殺から2か月後、調査を開始し、入学直後からいじめを受け続けていたことを確認。「多くの教諭が把握しながら、特段の措置を取らなかった」として06年4月、教諭らの「放置」を人権侵犯事件と認定し、学校長と下関市教育委員長に対し再発防止を求める要請措置を行った。 しかし、慶光さんが被害者本人ではなく、調査対象でもなかったため、その結果を知らせていなかった。今年5月、新聞報道で認定を知った慶光さんが説明を求めた際には、結果のみを口頭で伝えていた。 そこで、慶光さんは先月12日、同局が保有する個人情報の開示を請求し、さらに、直美さんとの親子関係を証明する戸籍謄本を提出した。今回の開示では、第三者にかかわる個所などを除いた情報の開示にとどまるとみられるが、慶光さんは「開示が決まり、本当にうれしい」と話している。 東京大大学院法学政治学研究科の宇賀克也教授(行政法・情報法)は「亡くなった子供の情報は、親にとっては自分自身の情報と言ってもいいほどのもの。親子の密接性を考慮し、部分開示を決定したことを評価できる」と話している。 ◇ おことわり 読売新聞は、女子生徒を匿名で報道してきましたが、父親の慶光さんが、「娘を忘れないで欲しい」と実名での報道を了承したため、実名報道に切り替えました。 (2007年7月11日22時16分 読売新聞) いじめ苦に自殺した生徒の調査記録、部分開示へ 山口
朝日新聞 山口県下関市立川中中学校で05年4月、3年生の安部直美さん(当時15)がいじめを苦にして自殺した問題で、山口地方法務局は11日、行政機関個人情報保護法に基づいて、直美さんをめぐる調査記録を父親の慶光さん(50)に部分開示する決定を通知した。法務省によると、いじめ自殺をめぐって遺族からの請求で情報開示されるのは初めて。同法務局は今年5月にも、慶光さんらの心情に配慮して調査結果の概要を口頭で説明していた。 同法に基づく開示請求は本人による請求が原則で、亡くなった人の情報は対象外。しかし、今回は、直美さんが未成年だったことや、請求者が親権者であることから開示を決めた。ただ、関係者の氏名などは黒塗りになるという。 同法務局は直美さんの自殺から2カ月後に調査を開始。当時の校長や教員らから聞き取りなどをしたうえで「多くの教員らがいじめを知りながら適切に対応しなかった」として06年4月、人権侵害にあたると認定した。 いじめ:中3自殺で法務局が両親に説明 下関市
毎日新聞 山口県下関市の市立川中中で05年、3年の安部直美さん(当時15歳)が自殺した問題で、山口地方法務局は25日、直美さんへのいじめを人権侵害と認定して学校と市教委に再発防止を求めた「要請」について両親に説明した。 法務局下関支局での説明で法務局は「いじめを教師が知りながら放置していたのは人権侵害に当たる」として、対策を学校などに求めたことを伝えた。ただ、調査内容や認定理由は明らかにしなかったという。父慶光さん(50)は「すべての遺族が調査内容や措置について知ることができるようになればいいと思う」と語った。 毎日新聞 2007年5月26日 10時24分 |
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