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米紙LAタイムズ、力士急死問題で日本の検視を批判

読売新聞
2007年11月10日
Source: http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20071110i503-yol.html

【ロサンゼルス=飯田達人】9日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙は、大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、斉藤俊さん(当時17歳)の急死を巡り、愛知県警が当初、司法解剖をせず、病死とした問題を取り上げ、「日本の警察は悪を直視していない」と日本の検視制度を厳しく批判する記事を1面などに載せた。

記事は、「斉藤さんの遺体に多数の傷があり、足にはたばこの火の焼け跡まであったのに、愛知県警はなぜか心疾患と判断した」と指摘。さらに、同県警が昨年扱った変死体のうち、検視官による検視が行われたのは6・3%で、全国でも11・2%に過ぎないとした。

検視率が低い理由として、同紙は、〈1〉日本の警察は管轄内の殺人などの比率が上がるのを嫌がり、病死や自殺として処理しようとする傾向がある〈2〉被害者の遺族も体が切り刻まれるのを嫌がる——などと指摘。「日本の検視制度は第2次大戦後に米国が導入したが、十分に機能していない」と総括している。

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「Japan's police see no evil」 - Los Angeles Times (「日本の警察は問題なしと」 日本の検視・監察医制度の不備を批判したロサンゼルス・タイムズ記事)


時津風部屋力士、傷害致死で立件 部屋後継者に、現役の時津海浮上

東京中日スポーツ
2007年10月6日
Source: http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/sumo/news/CK2007100602054321.html

角界の鉄拳制裁に捜査のメス−。大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山=ときたいさん、当時(17)、本名斉藤俊さん=が死亡した問題で、愛知県警一課と犬山署は5日夜、組織鑑定の結果、死因は外傷性ショックと分かった、と発表した。県警はすでに師匠の時津風親方(57=元小結双津竜、本名・山本順一)と同部屋の兄弟子数人からの事情聴取を済ませているが、本格的に傷害致死の疑いなどで立件する。これに先立ち、日本相撲協会は5日、東京・両国国技館内で緊急理事会を開き、時津風親方の解雇を満場一致で決定。後継者には西前頭7枚目の時津海(33=本名・坂本正博、長崎県出身)が浮上している。

斉藤さんの死因について「多発外傷性ショック死」とする鑑定結果は、鑑定をしていた新潟大が愛知県警に連絡してきたことで分かった。

当初、愛知県警犬山署は死因を虚血性心疾患として発表。だが、遺族が要請した新潟大での行政解剖で多発外傷性ショックの可能性が高いとされていた。

同県警の発表を覆す鑑定結果が出たことで、傷害や傷害致死などの容疑での立件への準備が整ったことになり、今後、県警は名古屋地検などと協議する。

これまでの調べでは、斉藤さんが亡くなった6月26日の前日に、時津風親方=5日、日本相撲協会が解雇処分=がビール瓶で額を殴ったことや、 兄弟子らが金属バットで殴ったことが分かっている。県警はすでにこれらの暴行が傷害容疑に あたると判断している。

さらに暴行や過度なけいこが斉藤さんを死に至らしめた傷害致死容疑を立証するため、鑑定を依頼していた。

また現場にいた兄弟子らの供述などを合わ せ、時津風親方の「やってやれ」などの言葉がどういう意味を持っていたか、判断する。

立件する場合は、プロ格闘技という世界 で、暴行や長時間のぶつかりげいこが常軌を逸していたかどうか一定の証明を求められる。こうしたことから「過度のけいこによる過失」か「意図的な集団暴行」なのかを見極める必要があり、県警は、鑑定結果を整理し、時津風親方らへの再度の事情聴取を含めて詰めの捜査をする。

相撲協会としては、警察の捜査をにらみ、5日に時津風親方の解雇処分をし、角界からの追放を決めたが、制裁を実行した5、6人の兄弟子については、事情を聴取しながらも内容を公表せず、「警察の調べが終わった段階で行う」としている。

刑事事件として立件され、時津風部屋関係者が逮捕されることになれば、相撲協会は監督不行き届きとして大きな責任を負うことになり、北の湖理事長の責任は減俸では済まないことになる。

さらに、遺族は相撲協会と理事長を相手取って損害賠償を求める訴訟を起こす構え。

62年前に大横綱双葉山が創設した名門・時津風部屋が“消滅”した。この日の緊急理事会で解雇が決まった時津風親方には、一方で、9日午後4時までに後継者を選出する猶予が与えられた。

通例なら師匠がいなくなった相撲部屋は消滅させられる。「時津風部屋は名門。無くなってしまうのは忍びない」(北の湖理事長)という特例を与えられたが、それでも9日午後4時まで一時的にでも消滅したことに変わりはない。

その後継者選びで、最有力視されているのが、前理事長の先代時津風親方(元大関豊山)と同じ東農大出身の幕内・時津海だ。これまでも琴ノ若(現佐渡ケ嶽親方)、旭豊(現立浪親方)、輪島(元横綱輪島)らが現役引退後すぐに部屋持ち親方となっている。部屋での人望もあり、すでに年寄名跡の「錦島」も所有しているので、時津風を襲名する場合は名跡を交換するだけで済む。ただ、時津海は33歳ながら秋場所も西前頭7枚目で技能派らしい活躍を見せている。現役への未練を断ち切って決断できるかどうかだ。

部屋付きとして錦島親方(元幕内蔵玉錦)がいるが、元の所属が鏡山部屋であり、時津海から錦島を借りている状況。同じく枝川親方(元幕内蒼樹山)には、時津風親方が指名に難色を示していると見られている。

錦島親方は「後継者は部屋の中で決めることになる。一門のほかの部屋から呼ぶことは100%ない」と断言。時津海の時津風襲名を説得していく方針だ。ただし、タイムリミットの9日午後4時までに後継者が決まらなかった場合、時津風部屋は本当に消滅する。時天空ら4人の関取を含む力士たちもその間に転属先の部屋が見つからない場合は引退を余儀なくされ、新たな混乱を巻き起こすことになる。


時津風親方、急死の力士介抱せず放置 金属バット暴行を口止め

産経新聞
2007年9月30日
Source: http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/070930/crm0709300210003-n1.htm

大相撲の時津風部屋の時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名斉藤俊(たかし)さん=が急死した問題で、死亡の直前、時津風親方が、しごいた兄弟子らを遠ざけ、斉藤さんと2人きりになりながら介抱せず、病院への搬送もすぐに指示しなかったことが、関係者の話で分かった。死亡後、金属バットによる暴行を警察に話さないよう兄弟子らに口止めしていたことも判明。弟子が金属バットについて話したと報告すると、親方は「なんで本当のことを言うんだ」と叱ったという。愛知県警は立件に向け、最終的な詰めの捜査を進めている。

県警や複数の関係者によると、6月26日午前10時ごろ、愛知県犬山市の時津風部屋で朝げいこが終了。親方の指示で4、5人の兄弟子が残され、斉藤さんとのぶつかりげいこが始まった。

親方は土俵脇でしばらく様子を見た後、風呂や食事のため宿舎に移動。約1時間後に戻り、ぐったりした斉藤さんを見て、「後はおれ1人でみる」などと話し、兄弟子らを遠ざけた。

けいこ場には斉藤さんが取り残される形で約20分間、2人きりだったが、この間に斉藤さんを介抱するなど救護措置は行われなかった。

親方は、2日後の28日に、自分の部屋に関取衆を除く弟子らを呼び、暴行に金属バットが使われたことや自分が斉藤さんをビール瓶で殴ったことを漏らさないよう指示。その後、ほぼ連日、弟子らを集めて県警の聴取に何を話したかを報告させ、「聴取が長引くと良くないから、みんなで供述を合わせよう」と口裏合わせを求めたという。


時津風親方を立件へ 力士急死巡り傷害容疑 愛知県警

朝日新聞
2007年09月26日06時05分
Source: http://www.asahi.com/national/update/0925/NGY200709250007.html

新潟市出身で大相撲の序ノ口力士、斉藤俊さん(当時17)=しこ名・時太山(ときたいざん)=が名古屋場所前の6月、愛知県犬山市でけいこ中に急死した問題で、師匠の時津風親方(57)=本名山本順一、元小結双津竜=が同県警の任意の調べに対し、斉藤さんへの暴行を認めていることが25日、わかった。兄弟子数人も「集団で暴行した」と供述しているという。県警は現在、死の直接的な原因を特定するため遺体の組織検査中で、結果を待って、同親方を傷害、兄弟子らを傷害致死の各容疑で立件する方針だ。

指導をめぐって親方が刑事立件されることになれば極めて異例の事態で、角界全体の体質が厳しく問われそうだ。

時津風部屋の県警への説明によると、斉藤さんは6月26日午前11時40分ごろ、犬山市犬山の寺院敷地内にある同部屋のけいこ場で、兄弟子とのぶつかりげいこ中に倒れた。搬送先の病院で午後2時10分に虚血性心疾患による死亡が確認された。

県警は、親方や同部屋の力士ら関係者から、任意で事情を聴取。死亡前日の25日午前、斉藤さんは部屋を逃げ出そうとして兄弟子らに連れ戻された。こうした斉藤さんの態度に腹を立てた親方が、力士らとの夕食の席上、ビール瓶で斉藤さんの額を殴り、切り傷を負わせていたことがわかった。その後、けいこ場の裏手で兄弟子数人が斉藤さんを取り囲み、数十分にわたって殴るけるの暴行を加えたことも、親方らは認めているという。

26日は午前7時半ごろからけいこの予定だったが、斉藤さんは起きてこず、午前11時10分ごろ兄弟子とぶつかりげいこを開始。約30分後に土俵上で倒れたが、119番通報がされたのは午後0時50分ごろで、それまでは近くの通路に寝かされていたという。



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